口呼吸になっていませんか?
投稿日:2020年6月12日
カテゴリ:未分類
とっても大事!「呼吸」の仕方
新型コロナウイルス対策でマスクをつけることが日常になった今、マスクの下でお口はどうなっていますか?ついついお口で息をしてませんか? 「呼吸の仕方なんて気にした事がない」という方も多いと思いますが、なんとなく鼻で呼吸したほうが良いという話を聞いたことはあるのではないでしょうか⁈そこで今回は、「口呼吸」による影響や対策について、詳しくお話させていただきたいと思います。
「鼻呼吸」は良くて「口呼吸」がダメなのはなぜ?
「口呼吸」による弊害とは、どのようなものなのでしょうか?①虫歯や歯周病になりやすく、口臭の原因にもなる②歯並びが悪くなる③風邪やアレルギーになりやすい④老化を促進する
簡単にまとめると、上記の4つの問題が挙げられます。1つずつ解説していきます。
虫歯・歯周病、口臭の原因になる
お口の中には唾液が常に出ている状態が正常です。唾液はお口の中の細菌をやっつけたり、汚れを洗い流したりなど様々な働きがあります。
口呼吸をすると、口の中が乾燥してしまいます。唾液で洗い流すという作用がうまく働かないため、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖し放題になってしまいます。また、口の中の乾燥により歯に汚れがつきやすく、歯の黄ばみの原因にもなります。
歯並びが悪くなる
歯並びは〈内側からの舌による圧力〉と〈外側からの唇や頬の筋肉からの圧力〉の均衡が取れる位置に自然に並ぶようになっています。 そのため、慢性的な口呼吸だと〈外側からの圧力〉がかからず、出っ歯や受け口などの原因になってしまいます。
風邪やアレルギーになりやすい
鼻から呼吸する場合、外気と一緒に入ってきた細菌やウイルスなどを排除する機構が備わっているため、風邪をひきにくかったり、ウイルスに感染しにくいという特徴があります。また、鼻呼吸の場合は冷たく乾いた空気を吸い込んでも加温・加湿された状態で気道に空気を届けるなどの機能も働きます。 一方、口には鼻のような外気に対する機能が備わっていないため、直接細菌やウイルス、塵などを取り込んでしまうことになるのです。
衝撃!口呼吸は老化を促進する
口呼吸の場合、お口周りの筋肉が常に緩んだ状態となります。使わない筋肉はだんだん衰えてきますが、お口周りの筋肉(口輪筋)が緩むと周囲の表情筋も緩み、それが皮膚の緩みにもつながります。この皮膚の緩みが目元や口元の皺の原因になってしまいます。 また、口輪筋が緩むとリップラインがぼやけて口紅のにじみの原因にもなります。そのほかにも、口呼吸の場合は舌の位置を固定する筋肉も衰えるため、二重あごやいびきの原因にもなってきます。
あなたは「口呼吸」or「鼻呼吸」?
自分がきちんと鼻呼吸ができているのか、あまり意識したことがなくてよくわからないかもしれません。 気になる方は是非こちらの項目をチェックしてみてください。
①唇が乾燥しやすい
②上下の唇の厚さに差があり、下唇のほうが厚い
③上唇が富士山型
④意識しないでいると口が開いている
⑤唇を閉じようとするとあごのところに力が入り”梅干し”ができる
⑥口がへの字口
⑦鼻の穴を意識して動かす事ができない
⑧よくいびきをかいている
⑨鼻炎持ち
いかがでしたか?ひとつでも当てはまると要注意です。
口呼吸はどうしたら治るの?
ここまで見て「口呼吸は絶対治したい!」と思った方も多いのではないでしょうか? 原因によって治す方法も変わって来ます。 そもそも鼻が詰まっていて鼻呼吸ができないという方は、まずは耳鼻科でしっかり鼻づまりの根本からの治療をおすすめします。 また、一時的に鼻が詰まるという方は、鼻粘膜の血流が悪くなっていると考えられます。鼻を暖めることによって血行が促進され、簡単に鼻づまりが解消される事が多いです。 鼻で呼吸してみて、難なく呼吸ができる方 この場合はお口周囲の筋肉が緩み、口呼吸が癖になっている方です。この場合は意識して鼻で呼吸するように努力したり、テープなどで上下の唇を止め、機械的に上下の唇を閉じ、筋肉を鍛えていくという方法で改善できます。最近では口呼吸の予防グッズなども販売されていますので、そういったものを利用するのもオススメです。 自分がどのタイプかを把握できたら、それぞれ適した方法で、鼻呼吸にトライしてみてください。■ 他の記事を読む■