歯を白くする①（歯のホワイトニングの種類）

最近、歯を白くして欲しいと来院される患者さんが多いように思います。

雑誌やメディアでの特集の影響もあるのでしょうか。

「結婚式を控えているから歯をきれいにしたい」

「仕事が接客業だから見た目をなんとかしたい」

「昔から歯の色にコンプレックスがあって」

など、患者さんの背景は様々です。

今回は歯を白くする方法についてお話していきます。

歯を白くする方法

歯を白くする方法はいくつかあります。

• ・歯磨きで白くする
• ・クリーニングで白くする（タバコ、コーヒーなどの着色を取り白くします）
• ・ホワイトニングで白くする（着色を取り除いた後の自身の歯をより一層白く出来ます）
• ・被せもので白くする

〈歯磨きで白くする〉

歯みがきで白くするのは、最も手軽な方法ですが多少白くなる程度です。

ホワイトニング用の歯磨き粉には歯の表面の汚れを落とす研磨剤と、ステインを浮き上がらせる成分が含まれています。

歯医者で行うホワイトニングをしてから長く白さを保ちたい方や、もともと白い方には効果的です。

歯を白くしようとして荒い研磨剤の入った歯磨き粉などを使うと一時的にはきれいになりますが、歯の表面に傷がつくためすぐに着色しやすくなりますので注意しましょう。

〈クリーニングで歯を白くする〉

歯の表面に付いた着色（タバコのヤニや茶しぶなど）で茶色や黄色くなっている場合は、クリーニングで白くすることができます。

クリーニングはほとんどの歯科医院で受けることができます。

ただし自分の元々の歯の色に戻すだけで、元の歯の色以上に白くすることはできません。

より頑固な着色に対しては、エアフローという機械があります。

このエアフローは、研磨剤を歯に吹き付けて歯に付いた色素を取り除きます。研磨剤が粗いため、歯に細かい傷を付けてしまい、このままですと逆に歯に着色しやすくなってしまいます。

エアフローを受けた後は必ず仕上げのクリーニングを行い、歯面を滑沢に仕上げます。

次回はホームホワイトニングについて説明したいと思います。