親知らずは抜歯するべき?
投稿日:2020年3月10日
カテゴリ:未分類
「親知らずは抜歯したほうがよいですか?」という質問をよく聞かれます。
その答えは、ほとんどの場合で「Yes!!」です。
親知らずは上下左右の1番奥に合計4本あります。
4本がきちんと生えてくることは稀で、歯ぐきや顎の骨に埋もれたまま生えてこなかったり、最初から歯が存在しない場合もあります。
これは親知らずが退化傾向にあり、将来的には人体から消えていく運命にあるからだと言えます。(レントゲン写真を撮ればすぐに分かります。)
親知らずが生えてくるのは一般的に20歳前後ですが、その頃にはすでに28本の歯が生えそろっています。
現代の日本人は顎が小さいため、その28本でもスペースがぎりぎり…もしくは、足りていないことが多いのですが、そこにさらに親知らずが生えるスペースはほとんどの場合ありません。
そうすると、生えてくる段階で歯が曲がったり、傾いたり、手前の歯を押してきたりして、周りの歯や歯ぐきに負担をかけてしまいます。
また、親知らずは一番奥に生えてくるため、どんなに歯磨きが上手な人でも完璧に磨くことは難しく、汚れがたまって、虫歯や歯周病になる可能性が非常に高いと言えます。
しかもその時に手前の歯を道連れにしてしまうことがとても多いのです…
そんなわけで、ほとんどの場合で、親知らずは抜歯した方がいいですよ、とおすすめさせていただいています。
もちろん例外もあるので、まずはきちんとした検査が必要です。
自分の親知らずはどうだろう?と気になった方はぜひご予約ください。
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